家の塗り替えを検討しているけど、どの塗料を選べばいいか迷っている人も多いのではないでしょうか。
特に「水に強い塗料」を探している方は、防水性だけでなく、耐久性や価格、塗料の種類など、様々な要素を考慮する必要があるでしょう。
この記事では、「水に強い塗料」の種類や選び方を解説していきます。
水に強い塗料は、大きく分けてアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の4種類があります。
それぞれの塗料の特徴、耐久性、価格帯、メリット・デメリットを比較することで、最適な塗料を選ぶためのヒントが見えてきます。
アクリル塗料は、安価で扱いやすく、発色が良いため、以前は主流でした。
重ね塗りにも適しており、DIY初心者でも比較的扱いやすい塗料です。
しかし、耐久性は他の塗料に比べて劣り、5~6年程度で塗り替えが必要になることが多いです。
ウレタン塗料は、アクリル塗料に比べて耐久性、弾力性、密着性に優れており、バランスの良い塗料と言えます。
しかし、紫外線に弱く、経年劣化で変色しやすいという欠点もあります。
耐久年数は10年程度です。
シリコン塗料は、耐久性が高く、仕上がりの美しさも優れているため、コストパフォーマンスに優れた塗料として人気です。
近年では最も多く利用されています。
しかし、弾力性に劣るため、ひび割れなどの補修には適さない場合があります。
耐久年数は10~12年程度です。
フッ素塗料は、耐久性、耐熱性、耐寒性、耐水性に優れ、高級塗料として知られています。
価格が高いのがデメリットですが、耐久年数が15~20年と非常に長いため、長期的なコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
外壁、屋根、コンクリート床の屋上・ベランダなど、塗装する場所によって適切な塗料や施工方法が異なります。
それぞれの場所のポイントを押さえ、より効果的な塗り替えを実現しましょう。
外壁を塗装する際は、高圧洗浄機でしっかりと汚れを落とすことが重要です。
ひび割れなどの傷があれば、シーリング材で補修してから塗装を行いましょう。
外壁は広い面積を塗装するため、事前に塗装にかかる日数を把握しておくことが大切です。
屋根塗装は、高圧洗浄後、必要に応じて補修を行います。
その後、養生を行い、下塗りから上塗りまで丁寧に施工します。
直射日光下での作業は体力を消耗しやすいので、休憩をこまめにとって安全に配慮しましょう。
コンクリート床の屋上やベランダは、周囲が枠で覆われていれば、個人でも塗装可能です。
表面を洗浄後、ひび割れなどがあれば補修剤で補修し、下塗りを行った後に塗装します。
必要に応じて重ね塗りを行いましょう。
この記事では、水に強い塗料の種類と選び方について解説しました。
塗料の種類によって耐久性や価格、特徴が異なるため、自分の家の状況やニーズに合わせて適切な塗料を選ぶことが大切です。
外壁、屋根、コンクリート床など、塗装する場所によっても適切な塗料や施工方法が異なります。
それぞれの場所のポイントを理解し、適切な塗料を選んで、家の塗り替えを成功させましょう。