サイディングの外壁は、新築時に「塗装不要」と説明を受けた方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際には定期的な塗装が必要なのです。
今回は、サイディングの塗装の必要性と適切なタイミングについて解説していきます。

□サイディングは塗装不要ではない！

サイディングは、見た目の美しさや耐久性から、多くの住宅に使用されています。
代表的な種類には、窯業系サイディングと金属系サイディングがあります。
これらのサイディングは、塗膜によって外壁を守っているのですが、塗膜が劣化すると、外壁自体にダメージを与えてしまうのです。

窯業系サイディングは、セメントと繊維を混ぜて作った素材です。
吸水性があるため、塗膜が劣化すると雨が染み込み、壁内部の腐食や雨漏りなどの原因となります。

金属系サイディングは、一見水に強いように思えますが、実は錆びやすい素材です。
塗膜が劣化すると、錆が発生し、外壁の強度が低下するだけでなく、雨水による腐食も進んでしまいます。

塗装を怠ると、雨漏りや壁の腐食といった深刻な問題が発生し、大規模な補修が必要になることも。
そうなると、初期の塗装費用よりもはるかに高額な費用がかかってしまうため、早期に適切な再塗装を行うことが大切です。

□サイディングの塗装は10年ごとが目安

では、いつ頃塗装を行えば良いのでしょうか。
サイディングの塗装は、一般的に10年ごとが目安です。

しかし、使用する塗料の種類によって耐用年数は異なります。

＊耐用年数の目安

・アクリル系塗料：5年〜7年
・ウレタン系塗料：8年〜10年
・シリコン系塗料：10年〜15年
・フッ素系塗料：15年〜20年

＊塗装の目安となる劣化症状

1:シーリングの劣化

サイディングの目地に使われているシーリング材がひび割れ、縮み、剥がれなどが見られます。

2:外壁の変色

ツヤがなくなり、色あせてきたら塗膜が劣化し、防水性が落ちてしまっています。

3:チョーキング現象

外壁を手でさわると、黒板をさわったようにチョークのような粉がついてしまいます。
防水効果はほとんどなくなっている状態です。

4:サイディングのそり

サイディングボードが浮いてきたり、反っている状態で、サイディングボード自体を修理したり交換する必要がある場合も。

5:ひび割れ

ひび割れがあると、雨水が進入してしまいます。

6:塗膜の剥がれ

下地が見えてしまっていたら、防水効果が失われている状態です。

これらの症状が見られたら、塗装の時期が来ているサインです。

□まとめ

サイディングの塗装は、一見不要のように思えるかもしれませんが、実は外壁の寿命を長く保つために非常に重要なメンテナンスです。
塗装を怠ると、雨漏りや腐食などの深刻な問題が発生し、高額な費用がかかってしまう可能性があります。
適切なタイミングで塗装を行うことで、家の寿命を延ばし、快適な住環境を長く維持できます。
定期的な点検を行い、劣化症状に気づいたら、専門会社に相談することをおすすめします。

当社では、外壁の適正な塗り替えタイミングまで美しく輝き続ける高品質な塗装工事をお届けしています。
沖縄県那覇市で外壁塗装を検討している方はぜひお気軽にご連絡ください。