リシン吹き付け外壁は、モルタル外壁に独特の風合いを与える人気の仕上げ方法です。
しかし、メリットだけでなく、デメリットも存在します。
この記事では、リシン吹き付け外壁のメリットとデメリットを解説します。
リシン吹き付けとは、モルタル外壁の仕上げ方法の一つです。
スプレーガンで骨材を混ぜた塗料を吹き付けることで、ザラザラとした高級感のある外壁に仕上がります。
リシン吹き付けは、モルタル壁に塗料と小さな骨材を混ぜて吹き付けることで、ザラザラとした凹凸のある表面に仕上げます。
この凹凸が、光を拡散させ、落ち着いた高級感を演出します。
リシン吹き付けには、使用する骨材の種類や大きさによって、さまざまな種類があります。
代表的な種類には、
-スタッコ:細かい骨材を用い、滑らかな仕上がり
-リシン:中粒の骨材を用い、ザラザラとした仕上がり
-吹き付けタイル:大きめの骨材を用い、タイルのような仕上がり
などがあります。
リシン吹き付けには、次のようなメリットがあります。
1:費用が安い
リシン吹き付けは、ローラー塗装に比べて作業時間が短縮できるため、人件費を抑えられます。
また、使用する材料自体も安価なものが多く、トータルコストを抑えることができます。
2:高級感のあるデザイン
ザラザラとした独特の質感は、他の外壁仕上げにはない高級感があります。
和風建築にも洋風建築にも合わせやすく、落ち着いた雰囲気を演出します。
3:通気性に優れる
リシン吹き付けは、モルタル壁よりも通気性に優れています。
そのため、壁内部の湿気を外に逃がしやすく、結露やカビの発生を抑える効果が期待できます。
リシン吹き付けは、費用を抑えながら高級感を演出できる魅力的な外壁仕上げですが、一方で注意すべきデメリットも存在します。
リシン吹き付けは、薄い塗膜で仕上げるため、モルタル壁のひび割れの影響を受けやすく、クラックが発生しやすいというデメリットがあります。
特に、地震や地盤沈下など、外的要因による影響を受けやすい場所に施工する場合には注意が必要です。
リシン吹き付けは、表面がザラザラしているため、汚れが溜まりやすく、掃除が大変です。
特に、雨水や風で運ばれる埃や泥、花粉などが付着しやすく、定期的な清掃が必要となります。
リシン吹き付けは、他の外壁仕上げに比べて耐久性が低いと言われています。
そのため、定期的なメンテナンスが必要です。
クラックの補修や塗装の塗り替えなど、適切なメンテナンスを行うことで、美観を保ち、外壁の寿命を延ばすことができます。
リシン吹き付け外壁は、費用を抑え、高級感のあるデザインを実現できる魅力的な外壁仕上げ方法ですが、クラックが発生しやすい、汚れが付きやすいといったデメリットも存在します。
リシン吹き付けを採用する際は、メリットとデメリットを理解した上で、自分の家の状況に合わせて適切な判断をすることが重要です。
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